転職体験記⑩エージェントとの面談

皆様お疲れ様です。

 

本日は初めてエージェントと面談した際の話をします。

 

 

MRを目指していた時から面談しましょうと言うエージェントは

 

確かにいたのですが、仕事が多忙な事に加えて

 

なんか怪しいというか、先入観で面会を控えていました。

 

 

電話越しで会ったことも無い私に優秀だの言葉をかけるとか

 

仕事の合間に作った自分が見ても60点の経歴書を見て

 

どうしても貴方の経歴書が目に留まりましたなど

 

なんか裏が有るよななんて、それくらいは分かります。

 

 

そんな私が何で面談したかというと

 

やはり後がなくなったのかなと思います。

 

医療機器という未知の分野に行くためには

 

必要だと思ったことも有ります。

 

むしろ医療機器の営業の生の声も聴いてみたかったですし

 

自分自身が考えるギャップがあれば知りたかったです。

 

 

そしてセールストークではありませんが、

 

電話にてこう言われました。

 

「現職続行が適格と判断した際は、そちらを応援します」

 

 

この一言って言えるか言えないか、結構大きいんですよ。

 

医薬品ではあまりないケースかもしれませんが

 

医療機器ではよくこの手の相談されます。

 

そして他社製品をお勧めすることも有ります。

 

 

短期的には売り上げを逃すことになりますが

 

そこでできた信頼は、並大抵の努力では覆りません。

 

「損して得取れ」ではありません。

 

これこそまさに真のプロフェッショナルであります。

 

 

指定の時間に事務所へ行きました。

 

若い方でした。自分と同じくらいでしょうか?

 

 

そして日本での営業における仕事の分類などを教えて頂きました。

 

それが転職に何の関係が有るの?

 

私は医療機器に行きたいんだけど・・・

 

 

世の中にはたくさんの仕事があります。

 

本当にそこだけで良いのですか?との意味でもあります。

 

私はヘルスケア分野のメーカーの営業というちょっと特殊な立ち位置でしたが

 

世の中には多数の営業が有ります。

 

金融や保険の営業 自動車や機械の営業 ITサービスの営業

 

そのなかでMRや医療機器はこのような特徴がある営業です。等 

 

流石は営業職を得意とするエージェントです。

 

 

 

そして方向性が変わらないことを確認した後

 

レジュメを直して頂きました。

 

ここはもちろんプロです。見やすさや構成まで

 

書いていた自分が恥ずかしい限りです。

 

 

事務所の説明に加えて、日本の転職市場の事を教えて頂きました。

 

15%がハンティングと自主応募(コネクションを含む)

 

85%がエージェント経由です。

 

エンゼルバンクって漫画が有りましたが、日本ではまだ

 

エージェントの評価は高くはないですが、

 

転職が日常のアメリカでは、医師や弁護士と同等の仕事の立ち位置です。

 

 

そして日本には約2万のエージェントの事務所があり

 

正確な人数は分かりませんが少なくとも5万人以上の

 

エージェントが存在している様子です。

 

日本における年間の転職者は人数は不明ですが、5%程度です。

 

1000人規模の会社であれば50人退職し、50人採用している

 

なんか大手に例えるとピンときませんが、

 

ベンチャーであれば全員中途採用の塊です。

 

まだまだ少ない日本企業ですが、今後は増えていくことが間違いありません。

 

 

 

そして面接の対策に入りました。

 

そして面接練習のレジュメ いわばカンペの作成です。

 

想定される質問は大体決まっています。

 

これは転職活動を通して同じでした。

 

 

自己紹介

 

志望動機1 なぜこの業界なの?

 

志望動機2 なぜ他も多数あるのにウチなの?

 

成功事例

 

失敗事例

 

長所と短所

 

逆質問

 

この質問の意味が何なのかを教えて頂きました。

 

そしてそもそも面接をやる意味は何か?

 

 

面接は合否だけの為ではない。

 

勿論一番は受かるか落ちるか、採用の有無となりますが

 

優秀であっても企業が欲しくとも、不採用とすることがあります。

 

???どういうことですか?

 

面接は給与を決める場所でもあります。

 

良く転職の求人票に想定年収○○万~○○万って記載があります。

 

その額が倍くらい違う事もあり、なんだこれはと思った事があります。

 

これは面接によって決まります。

 

一般的に即戦力性が高い→研修が不要なためその分を給与に上乗せといった

 

理屈となります。

 

逆にあまりにも優秀過ぎる人は給与とのバランスが取れなくなり

 

結果としてまた転職してしまう。

 

私にはそんな心配は不要ですが、そんな一面もあるのかと

 

思いました。

 

 

ここでエージェントが本音を話してくれました。

 

エージェントの報酬は転職者の年収の3割前後と言われております。

 

つまり、高い金額で転職させることが利益になります。

 

お互いの利益の為にも頑張りましょうと。

 

 

少し違和感が有りましたが、私も営業として本音を話すことも有りますので

 

その気持ちは十分わかります。10年ノルマと戦ってきました。

 

時には楽しく、辛い事も良くわかります。

 

むしろ下手に本音を隠すよりは嬉しかったです。

 

 

そしてキーとなるものを3つ頂きました。

 

 

志望動機は企業を調べるリサーチ能力を見ている。

 

成功事例は職務遂行能力を見ている。

 

逆質問は企業への志望意欲を見ている。

 

 

むしろ他は不快に思われなければ良いですと。

 

初めて知りましたと同時に。

 

このエージェントについていこうと思いました。

 

 

次回に続きます。