現職への転職後

皆様お疲れ様です。

 

 

転職活動記にて転職はしましたが

 

肝心のその後がどうなのか?

 

ご紹介申し上げます。

 

 

私は現在、外資系の医療機器ベンチャー企業におります。

 

医薬品ではバイオベンチャーと言うのでしょうか?

 

まさにそこにあたります。

 

 

ベンチャーって?

 

 

とにかく、小さな会社です。

 

前職にて数千人いた会社とは大違いです。

 

勿論少人数故に、皆1人で複数の仕事を担っております。

 

 

人事は広報も兼ねておりますし、

 

経理も法務部を兼務しております

 

勿論社内に教育制度など有りません。

 

 

何よりも全員中途採用です。

 

バックボーンを活かして、複数の仕事を兼務し

 

何とか回しております。

 

 

営業職は私を含めて10名おりません。

 

都道府県4つ5つの兼務は当たり前です。

 

中には10県カバーしている方もおります。

 

 

そして扱う品目もニッチな品目にて、

 

いわばブルーオーシャンを開拓し続けております。

 

まさにゼロから1を作る仕事です。

 

 

レッドオーシャンにて多品目を販売してきた私から見れば

 

全く逆の仕事になります。

 

しかし営業である以上基本は変わりません。

 

医師にメリットを感じて頂き、処方して頂くことは同じです。

 

そして何よりもMRで言えば教科書に近い仕事です。

 

 

 

 

ただ、大変なことは事実です。

 

今はまさに会社を作り上げる段階です。

 

まず会社にシステムというものがありません。

 

私のような中堅から来た人でも、こんなものもないのか?

 

これは自分でやるしかないのか、の繰り返しです。

 

大手から来た人は絶句なのではないかと思うくらい

 

社内の設備が整っておりません。

 

 

これこそ、まさにベンチャーです。

 

 

しかし会社を大きくしてそれを後付けしていくことも立派な仕事です。

 

皆で話し合い、ルールを作っていく段階です。

 

前職でこれは良かったから取り入れようとか

 

これは減らそうとかの会話の毎日です。

 

 

他の記事で詳しく述べますが、真っ先に減らしたのは会議です。

 

これは全会一致の採決にて即決しました。

 

本当に世の中には会議が多いものですね。

 

 

この様に大きな会社では絶対にできない事です。

 

楽しみな毎日です。

 

 

1、ニッチな領域でNO1を

 

現在扱っている製品は、とても認知度が低いです。

 

そして治療概念もまだ出来上がっておりません。

 

売り上げの向上の前に、疾患や治療法の認知や啓蒙活動があります。

 

医師に気付いていただくことが第一の仕事になります。

 

 

今まで行っていたのは確立した治療法の選択肢を

 

どのようにして自社に向けるか

 

競合だらけの中をどうやって目立つか、

 

差別化するか、他社製品の弱点を突くか

 

自社品を良く見せるか?

 

そんなことの繰り返しでした。

 

 

そんなことは必要ありません。

 

 

大切なのは患者目線です。

 

本当に純粋にそこを追いかけております。

 

患者の為に命を救うために。

 

そして結果に結び付きます。

 

 

よく生活習慣病を扱う会社が患者の為にとか

 

言うのを聞くと違和感しかありませんでした。

 

本当に形だけのパフォーマンスをしていたなと思います。

 

勿論私もそのうちの一人です。

 

 

やっとMRになった時の志を思い出し

 

そして念願の仕事ができるようになりました。

 

既に30代になっていますが

 

10年越しに夢が叶った気持ちです。

 

 

MRをしている方は、医療への貢献を願う方です。

 

しかし残念ながら企業の正義に振り回され

 

売り上げを求めるマシーンになりつつあります。

 

 

そんなことは求められません。

 

勿論ノルマは有りますが、

 

患者の為を追い求め、結果ノルマが付いてきます。

 

きれいごとではありません。

 

本当です。

 

志高い、MRの方であれば絶対に活躍できる環境です。

 

間違いありません。

 

 

2、ワークライフバランスの向上

 

 

前職が辛かったことを差し引いても

 

ワークライフバランスもとれるようになりました。

 

フレックスの導入もあり、朝は家事をしてからの出勤です。

 

子供を幼稚園に送ってから出社しても十分間に合います。

 

今振り返れば

 

MR時代に朝9時の会議の為満員電車に乗っていたこと。

 

夜遅くまで会議のための会議の準備をしていたこと。

 

何をやっていたんだろうと。

 

その無駄な全ての時間を患者の為、家族の為に使っております。

 

 

また別の機会に書こうと思いますが

 

家族の中も良くなったと思います。

 

奥さんも私がイライラすることが減ったねとか

 

顔色良くなったねとか言って頂きました。

 

客観的に見てもプラスに転じております。

 

 

何のために働いているのか?

 

何が夢なのか?

 

今一度ゆっくりと考える時間が得られたこと

 

かけがえのない喜びです。

 

 

3、成長への自己投資時間の確保

 

転職休暇中から、転職後の研修を含めて

 

今までずっと勉強をしています。

 

勿論現職の勉強も有りますが、

 

それに加えて主にお金と将来の勉強を

 

毎日しております。

 

消費増税や、高齢化など挙げればキリが有りませんが

 

今後は自分で自分を守る時代です。

 

会社に属して、会社が守ってくれる時代ではありません。

 

同時に我々が会社を守る必要はありません。

 

アメリカのようにもっとドライな関係で良いと思います。

 

 

そんなこともようやく転職後に気づいた程度の私ですが

 

今では将来の備えをしつつ、

 

お金に関する知識は格段に高くなりました。

 

そして無駄なお金の支出は一気に減りました。

 

家族としての方向性もしっかりと出来たと思います。

 

 

金が全てではありませんが、金が無ければ最低限の生活もできません。

 

本来仕事より考えていなければならないことが

 

漸く考える時間が出来ました。

 

 

最後に

 

 

誤解を恐れず言います。人生が変わりました。

 

そして、もっと早く転職すればよかったと。

 

勿論これも縁だと思います。

 

1年早く転職活動していたら

 

現職に出会えなかったでしょう。

 

もしかしたら今より良い会社かもしれませんし

 

ブラック企業を引いていたかもしれません。

 

それは誰にも分かりません。

 

 

ですが、人間まさに塞翁が馬です。

 

遠回りしたことも、結果として良かったです。

 

 

人間、実力の差は努力の差とか

 

判断力の差は情報量の差とか言いますが

 

楽して結果が出ることはあくまで一時なんですよ。

 

 

MRの皆様は大変な苦労をされているかたも

 

いらっしゃると思います。

 

もっと成長したいなら、

 

医療機器ベンチャーへ行ってみてはどうですか?

 

人生が変わりますよ。