転職体験記⑬ 楽しかった面接の日

皆様 お疲れ様です。

 

本日から面接について記載します。

 

面接は全部で4回でした。

 

最終的に行くことになった会社が2回

 

他は1次面接のみです。

 

 

ここでは現職の面接についてご紹介いたします。

 

 

トップバッターは現職の一次面接でした。

 

 

面接前に自分なりに企業を分析し、挑みました。

 

そして面接の練習もして頂きました。

 

といってもほとんど指摘された事項はございません。

 

私はむしろテンポとか、専門用語を使っていないかとかを

 

むしろ機転などを見て頂きたかったのです。

 

問題無しと言って頂けたので安心して臨むことが出来ました。

 

この辺りはMRの方であれば問題は少ないかと思います。

 

 

この様に企業をしっかり分析し、面接に挑むとなると

 

全然緊張しないものです。

 

 

面接が始まりました。

 

入社後自分の上司となる方による面接です。

 

元MRという情報も仕入れておりましたので

 

アイスブレイクでまず心をつかむ事が出来ました。

 

ここで5分くらい脱線し、よく笑いました。

 

 

元MRであれば、MRの事も理解しております。

 

そしてMRとしてどれだけ優秀かを見抜くのも容易です。

 

だからこそ、真っ向勝負です。

 

 

試される質問が2つありました。

 

 

①医師の30㎝ゾーンに入り込む秘訣は有りますか?

 

②ライバルメーカーが多い場合は

 

 どうやって医師の面会方法を探りますか?

 

 

皆様はどう答えますか?

 

 

 

私の答えは決まっていました。

 

①は答は有りません。口で言えることなど一般的です。

 

今の私を見てくださいと言いました。

 

笑顔 清潔感 礼儀礼節 気遣い 上記による安心感です。

 

そして普段の積み重ねによる努力です。

 

上記を新人が私の真似をしてもうまくいきません。

 

これは口で説明できないのが答えです。

 

 

面接官の反応は驚きと納得でした。

 

「答えが無いと言うが、普段から貴方がどうしているかはわかる」

 

「言いたいことは良くわかるな」

 

 

②の質問は少し意地悪でしたが、答えは決まっています。

 

私ならライバルメーカーと仲良くなり、ともに講演会を立ち上げ

 

情報を収集する。

 

飲み会のセッティングや、そのMRが欲しい情報をギブします。

 

ギブアンドテイクです。

 

 

かなりヒットした様子です。

 

「私でもそうするかな」

 

 

そして最後の質問。

 

プレゼンテーションに自信はありますか?

 

「勿論です、私よりプレゼンが上手い人はたくさんいますが

 

 事前に何を聞きたいかヒアリングする力なら負けません」

 

「部下にもプレゼンは普通で良いから、

 

 インタビューを上手くなりなさい

 

 それはAIには絶対にできない仕事だよ」と伝えております

 

 

 「上手いという答えが欲しかったけど、正直で良いですね」

 

 

 そしてここからは私が質問攻めです。

 

 御社の製品について教えてください。

 

 本音でなぜ増員するのか?

 

 何を求めているのか?

 

 将来はこうしていきたいです。

 

 本音に対して、面接官も本音で答えて頂きました。 

 

 

 最後に言いました。

 

 隠さず申し上げますと、熱血で頑固で雑な人間です。

 

 きわめて不器用ですが、お役に立てますか?

 

 

 「君は自分の弱点をよく理解している。それだけで十分だよ」

 

 分かっているよみたいな笑顔で返していただきました。 

 

 

 そして、ニュースの世間話で終わりました。

 

 1時間丁度でしたら、本当によく笑いました。

 

 退出後、エージェントに連絡を取りました。

 

 状況を話したら、それは大丈夫だと言って頂けました。

 

 

 あの面接官が笑うという事は、高い評価の証だよと

 

 無事に面接通過に加え、最終面接の通知が来ました。

 

 

 最終面接は社長が自ら登場です。

 

 と言っても、1次面接で殆ど聞きたいことは終わっていると。

 

 今日話したいのは、君が本当にウチに来たいかどうかだ。

 

 

 形式的な話はほんの少しだけで、あとは質問をいくらでも受け付ける。

 

 

 

 しかし部長は違いました。

 

 少し意地悪な質問も有りましたが、意図は分かりました。

 

 反応を見ているのです。

 

 かつて上司に反発した経験があると思いますが

 

 その上司と同じことをやっていませんか?

 

 「そうしている自分がいました。当時の上司の気持ちが分かりました」

 

 向こうの来ると思った反応はそんなことありませんかもしれませんが

 

 これも真っ向勝負でした。

 

 

 「未達成だった時の理由は?」

 

 言い訳など一切不要です。

 

 

 最後に質問させていただきました。

 

 「社長と部長にとって、仕事とは何ですか?」

 

 パッと答えて頂きました。

 

 「衣食住も有るが、自分の生きた証を残すことでもある」

 

 「弊社はこの分野で証を残したい人の集まりだ」

 

 

 本音を言って頂きました。

 

 そして面接は終わりました。

 

 

 会社を出た後、エージェントに連絡しました。

 

 エージェントも手ごたえがあった様子です。

 

 今回も面接で良く笑った話をしました。

 

 

 エージェントはこう言いました。

 

 楽しかったのは、最初に一番厳しい面接を乗り越えたからです。

 

 ??? 前回も楽しかったんですけど・・・

 

 そうではありません、本当の1次面接は我々との面談です。 

 

 ??? そうなんですか?

 

 はい、我々は認めた人しか面接に送り出しません。

 

 故に企業は、既に絞り込まれた人間に対して面接するのです。

 

 

 私共はエージェントではありますが、面接官でもあるのです。

 

 

 目から鱗でした。

 

 

 確かに初めて事務所に行った日に、何かエージェントの

 

 様子に違和感を感じたのですが、

 

 ヒアリングをしながら面接をしていたのです。

 

 

 私共が自信をもって送り出したdaigoさんなら

 

 絶対に大丈夫との確信を持っておりました。

 

 

 やはりエージェントの方に横柄な態度を取り、

 

 面接官にペコペコする人などすぐに見抜かれます。

 

 私は誰に対しても低姿勢であることが

 

 実は大切な能力出会った様子です。

 

 

 そして内定通知が来ました。

 

 真っ先に妻に連絡をしました。

 

 本当に不安だったと思います。

 

 

 子供もいる私に、転職へのチャレンジを認めてくれたことは

 

 涙が出るくらいうれしい事でした。

 

 今でも感謝の気持ちでいっぱいです。