転職体験記⑨ 医療機器の奥の深さ

皆様、お疲れ様です。

 

本日も転職体験記続けて参ります。

 

 

今まで沢山登録していた転職サイトにて

 

希望条件を医療機器へ変更してみました。

 

 

聞いたことも無い名前が続々と出てまいります。

 

テルモオリンパスのような大手しか知らない私が

 

 

医薬品との違いがありまして、

 

内資企業って、○○薬品とか、○○製薬じゃないですか。

 

なのに医療機器ってカタカナの内資系が有ったりと

 

どんな企業か、まず分かるまで時間が掛かりました。

 

 

そして調べながら分かったことが有ります。

 

医療経営士の資格がある方なら分かりやすいと思いますが

 

病院って、収益を上げにくいんですよ。

 

医療従事者って、医師や末端のスタッフまで平均すると

 

給与の2倍しか売り上げを上げることができないんです。

 

 

MRで例えると年収500万円の方がいるなら

 

その方のノルマが年間1000万円なんてことは

 

絶対にありえませんよね。

 

 

そうです、医薬品は原価が高いのです。

 

 

一方病院には、人員配置義務があります。

 

急性期病棟が70床の病院があったとすると

 

看護基準7:1の基準であれば

 

単純に10人いれば良いなんて事ではありません。

 

3交代で考えれば平均値をとっても30人

 

休日や休暇、産休や慶弔休暇といった休みや

 

年次有給休暇を含めますと

 

病床数までは行きませんが、とにかく人が必要なのです。

 

 

話がそれましたが、このように収益を上げにくい病院に取って

 

手術は、収益の柱なんですよ。

 

特に整形外科と循環器科です。

 

 

高齢化に伴う、変形膝関節症に伴う人工関節や

 

脊柱管狭窄症

 

動脈硬化性の心臓疾患へのカテーテル治療ですね。

 

不整脈へのアブレーションも含まれます。

 

 

確かに医薬品であれば手術中にはあまり関与しません。

 

生活習慣病メーカーの狙いは手術後でしたね。

 

如何に術後退院させた後に、いかに再発を防ぐかに注力していましたが

 

手術に関わるのは確かに医療機器です。

 

言うまでもなく、手術台もメスも麻酔機器も医療機器です。

 

 

この点を考えても整形外科と循環器内科に対する

 

医療への貢献は大きい様に感じました。

 

当然大手になればなるほど、この2分野に特化しています。

 

確かに高齢化に伴うニーズは医薬品でも同じですね。

 

 

かつて整形外科では骨粗しょう症や疼痛治療薬が全盛でしたし

 

循環器内科では生活習慣病のスタチンや降圧薬が全盛でした。

 

現在はNOACやPCSK9阻害薬にシフトしておりますが

 

患者層がますます増えていくのは変わりありません。

 

 

双方の診療科はいつも込み合っており、当然MRを沢山押し掛けるため

 

まあ激戦区でした。

 

医療機器も同じであった事は初めて知りました。

 

 

多数エントリーさせて頂きました。

 

そしてすぐにエージェントから連絡が入りました。

 

転職初心者である旨を伝えると

 

直接会ってお伝えさせていただきたいとのことでした。

 

 

実はエージェントは電話連絡のみであり

 

直接面談するのは初めてでした。

 

実際に面談して頂き、自身を客観的に見てほしいと思ったのも

 

事実です。

 

 

面談の日がやってまいりました。