転職体験記①
皆様お疲れ様です。
本日は私の転職体験記を書きたいと思います。
私はMRという仕事が好きでした。
誇りを持っておりましたし、職場の人間関係も良好でした。
普通に考えれば、それだけでは辞める理由は有りません。
ではなぜ?ですが、ちょうど時間が出来て考えることができました。
当時はちょうど勤続10年という事もあり、少し休みを頂いておりました。
本来はリフレッシュして、さあ頑張るぞという時間に
じっくり考えたのが本音です。
業界的な話をしてしまえば、現場の第一線にいるために
ひしひしと状況の変化が襲い掛かりますし、感じておりました。
具体的には
後発品採用比率の拡大→持ちこたえていた基幹病院が崩壊しつつある。
Z2の見直し 利益の柱である長期収載品は大幅な薬価ダウン
新薬創出加算の見直し 再審査中の品目でも下げますよ
上記3点は当時(2016年夏)ですが、中医協の役員の大幅な若返りから
次回の薬価改定では容赦ない事が想像できました。
そしてその予感は現実となったのがこの結果です。
結果として約5000億円の薬価が削減されました。
あくまで平均値ですがMR1人あたりの生産性を年間1億円とすると
5000人のMRが給料ゼロになったという事です。
これに加えて毎年薬価改定になる。
新薬を作り出すことのできない中小メーカーは
持ちこたえることは不可能であろうと。
少し考えればわかる話ですが、恥ずかしながらようやく気付いた
私がおりました。
今思い返せば、それまでに転職していった知人は
先見性が大いにあったのではないでしょうか。
もしくは仕事への熱意はともかく、人生をしっかり考えていたのです。
実際に経験した者として、転職は疲れます。
言い方は悪いですが、気合と根性が求められます。
かくしてここから転職活動がスタートします。